ウイリアム占星術童話はあくまで童話ですので、文中に占星術の説明は入りませんが、なんとなく占星術のあのことを言ってるんだろうな~、って文章を書きますので、占星術的解釈は読者の方々でご自由にしてくださいね~
占星術童話第6話 「魚太郎」
とあるトライン村に魚太郎という若者が暮らしていました。
魚太郎は20歳にもなってるのに、毎日働かず、好き勝手にぶらぶら村を歩き回ります。
魚太郎のおとうもおっかあも、なぜか魚太郎に働け、とは言えないまま、今に至っているのです。
魚太郎は自然が大好き。
毎日、木や花、動物や昆虫と会話してました。
村の人々はそんな魚太郎を働かないダメなヤツとは思いませんでした。
自然と話ができる魚太郎と会うことが村人たちの癒しにもなっていました。
そんな魚太郎を真似してやろうと画策したのが乙女丸でした。
乙女丸も20歳で畑仕事をしていましたが、魚太郎のように楽に生きたいと思い、ある日、畑仕事をやめてしまいました。
これで魚太郎のような生活ができると思った乙女丸。
ところがどっこい。
乙女丸の父親は激怒。
そればかりか、トライン村の人々も乙女丸が働かなくなったことをみんな非難しました。
「なんで魚太郎は働かなくても許されてワシはあかんのじゃ!」
逆切れする乙女丸。
あまりに父親の怒りが強すぎて、結局はまた働くことになってしまった乙女丸。
魚太郎はそんな出来事もどこ吹く風。
相変わらず毎日、自然とともに暮らし、働かない生活を続けます。
トライン村の人々は、その日に魚太郎とばったり出会えれば幸運だ、というように、いつしか魚太郎は幸運の神様みたいな存在になっていました。
ますますイライラする乙女丸。
悠々自適な毎日を過ごしていた魚太郎ですが、突然最後がやってきてしまいました。
激しい嵐の日にも外に出て自然とたわむれていた魚太郎ですが、なんと運悪く雷が魚太郎に落ちてしまい、魚太郎は死んでしまいました。
「神様のバチが当たったんじゃ」と言う乙女丸。
トライン村の人々はそれはそれは悲しみました。
村人たちは魚太郎の銅像をつくり、魚太郎を神様のように祭り上げました。
乙女丸は魚太郎のようにならなくてよかった、とホッとしました。
おわり
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占星術童話第6話 「魚太郎」
とあるトライン村に魚太郎という若者が暮らしていました。
魚太郎は20歳にもなってるのに、毎日働かず、好き勝手にぶらぶら村を歩き回ります。
魚太郎のおとうもおっかあも、なぜか魚太郎に働け、とは言えないまま、今に至っているのです。
魚太郎は自然が大好き。
毎日、木や花、動物や昆虫と会話してました。
村の人々はそんな魚太郎を働かないダメなヤツとは思いませんでした。
自然と話ができる魚太郎と会うことが村人たちの癒しにもなっていました。
そんな魚太郎を真似してやろうと画策したのが乙女丸でした。
乙女丸も20歳で畑仕事をしていましたが、魚太郎のように楽に生きたいと思い、ある日、畑仕事をやめてしまいました。
これで魚太郎のような生活ができると思った乙女丸。
ところがどっこい。
乙女丸の父親は激怒。
そればかりか、トライン村の人々も乙女丸が働かなくなったことをみんな非難しました。
「なんで魚太郎は働かなくても許されてワシはあかんのじゃ!」
逆切れする乙女丸。
あまりに父親の怒りが強すぎて、結局はまた働くことになってしまった乙女丸。
魚太郎はそんな出来事もどこ吹く風。
相変わらず毎日、自然とともに暮らし、働かない生活を続けます。
トライン村の人々は、その日に魚太郎とばったり出会えれば幸運だ、というように、いつしか魚太郎は幸運の神様みたいな存在になっていました。
ますますイライラする乙女丸。
悠々自適な毎日を過ごしていた魚太郎ですが、突然最後がやってきてしまいました。
激しい嵐の日にも外に出て自然とたわむれていた魚太郎ですが、なんと運悪く雷が魚太郎に落ちてしまい、魚太郎は死んでしまいました。
「神様のバチが当たったんじゃ」と言う乙女丸。
トライン村の人々はそれはそれは悲しみました。
村人たちは魚太郎の銅像をつくり、魚太郎を神様のように祭り上げました。
乙女丸は魚太郎のようにならなくてよかった、とホッとしました。
おわり
