天体感想シリーズは続く。
本日は、太陽です。
太陽が一番有名。
占星術=太陽
と言ってもいいくらいの認知度。
が、しかし。
が、しかし、誤解を受けてるのも太陽。
なぜなら、雑誌やテレビでの星占いというのが、その人の太陽を解説しているから。
その影響で、みんな自分の性格は太陽だと思ってしまう。
でも、持って生まれた性格というのは、その人の月に表れます。
太陽とは、人生そのもの、生きる目的、こうなろうとする未来、といったように、なっていこうとする自分なのです。
ということは、月の星座と太陽の星座が違う人は、雑誌やテレビの占いを見てもなんか違うぞ、と違和感を覚えることになるのです。
たとえば私の場合、月が魚座で、太陽が獅子座なので、本来の性格と生きる目的が水と火で、全く違います。
太陽が獅子座なので、希望に燃え、豪快に生きようとし、自己中心に自分を誇大に演出して大げさに振る舞い、楽しく生きようとします。
月は魚座なので、性格的には、全く自分というものがなく、なんにでも染まってゆき、よくも悪くも人と同化し、一人の時間が好きで、曖昧で、無秩序で、なんのこだわりも持っていません。
こんな感じなので、私は人生目的と持ってる性格と全く違うので、人からは「え~上原さんて、そんな人だったのかあ」と言われることもあります。
このように、太陽と月が全然違う性質の場合、雑誌やテレビの占いを見てもピンときません。
雑誌やテレビの占いを見て、「私はこんなのと違う」と思った人は、おそらく太陽と月が全く違う性質の可能性が高いです。
太陽期は26~35歳なので、太陽と月が性質が全然違う人は、若い頃は月・水星・金星の影響が強くでるので、雑誌やテレビの占いには違和感を覚えるでしょう。
まあ、太陽期を経験すると、その誤解も解けていくでしょうけど。
このように、月と太陽の違いを知っておくことは重要です。
太陽は、向かっていく自分、なろうとする自分、人生目的、というように、なんかパワフルな感じ。
月は、もう、そのままの自分、ふとした時の自分、普段の自分、何気ない自分、ということです。
雑誌やテレビの占いは、太陽を見るだけで、月は見ません。
これが星占いの大きな誤解を生んでいるのですね。
太陽と月。
最低でもこの二つは知っていた方がいいでしょう。
太陽と月が全く違う性質の人は、自分の中に自己矛盾があるはずなので、太陽と月が全く違うということを知ることができれば、自分の中の自己矛盾の消化ができると思います。
もう悩まなくてすみます。
占星術というのは、自分を知る最高のツールなのですね。