先日、読売テレビの「八方・陣内・方正の黄金列伝!」に長嶋一茂さんが出演されてました。
そこでビックリのカミングアウトをされてました。
10年前に極度のうつで、毎日自殺を考えてた日々が続いていたとか。
毎日夜中の3時に「死にたい」という悪魔の声がささやいてくる、というような死への願望。
あんなに明るい一茂さんですが、プライベートは地獄の苦しみにあえいでおられたのです。
私の師匠の月華さんが、長嶋一茂さんのホロスコープを見ておりますので、そちらもご参照ください。
一茂さんは、太陽は水瓶座で、金星とアスペクトあるだけなので、強くはないですが、問題あるワケではない。
では、何が一茂さんを重度のうつに追い込んだのか?
一茂さんは出生時間も分かってますので、月も特定できます。
魚座の月がハードだらけ。
魚座の月と土星がコンジャンクション、魚座の月と双子座の木星がスクエア、魚座の月と乙女座の天王星・冥王星がオポジション。
す、すごい・・・
ハードだらけ。
月というのは安心感でもあるので、ここまで重い天体とのハードアスペクトがあると、月という私生活面での安心感がかなり抑圧されます。
そして冥王星は「生と死」とも言われてる天体で、月と冥王星のオポジションあると、オポジションはずっと動かされる感じなので、常に死について感じてしまうという習慣がついてしまいがち。
死生観というものが常に、自分の生活につきまとうのです。
一茂さんが重度のうつになったキッカケは、これまた信じられないような出来事があったんです。
それは、一年の内に、家政婦さん、祖母、母、と一茂さんが最も愛する3人の女性が一気に亡くなってしまったのです。
家政婦さんも母代わりみたいなところがあって、一茂さんの思い入れはすごかったんですね。
ほぼ同時期に、最愛の女性3人が亡くなる。
こんなの一茂さんでなくても、重度のうつになるかもしれません。
月冥王星オポジションが一茂さんの中で、「死にたい・・・」という闇の方向へ発動してしまうことになるのです。
オポジションは動き続ける強烈なアスペクトで、しかも冥王星の絡みなので、徹底的に自殺衝動が襲ってくることになったのです。
こんなこと書いてると、月冥王星オポジション持ってると地獄なの?って思ってしまいますよね。
ご安心ください。
今から一茂さんの地獄からの脱出の体験を元に、月冥王星オポジションの救いの道を見ましょう。
「死にたい死にたい」と思っていた一茂さんですが、家族(妻と子ども)のことを思うと実際に自殺は踏みとどまってました。
が、このままでは精神が崩壊してしまう。
そんなとき、「神様、もうオレを殺してくれ」と、毎日、神様に祈るようになった一茂さん。
なんと、これがよかった。
毎日神様に「殺してくれ」と祈ることで、ある意味、自分の死というものを受け入れることになった一茂さん。
「殺してくれ」と毎日祈るようになってから、そこからよくなっていった一茂さん。
もう、うつの薬も飲まなくてよくなりました。
神様に「殺してくれ」と祈ることによって、一茂さんはもう死んだのです。
死んだ人間ほど強いものはない。
一茂さんの中では、もうこのときオレは死んだんだから、別に今、そしてこれから何が起きようが、どうだっていい、っていい意味で人生を開き直ることができたのです。
すごい!!
月冥王星オポジションで「死にたい」という人生観だったのが、今や、「あのとき死んだんだから、今生きてることに感謝だな」って人生観になった一茂さん。
月冥王星オポジションの人が全員、一茂さんのような人生観になるとは限りません。
ただ、言えてることは、月冥王星のハードアスペクトある人は、死にたくなるような体験をしやすいので、そんなとき、この一茂さんのエピソードを思い出していただければと思います。
死をも生きる活力に変えていく!!
それが月冥王星のアスペクトを持った人間の宿命なのでしょう!!