先日、「牡羊座は怒ってるのではなく本当のことを言ってるだけ」という記事に多くのコメントをいただきました。
牡羊座は思ってることを素直に言ってるだけ。
それだけに、本当のことを言ってるので、それが人によっては傷ついたり、怒りが出てきたりする、ってことにもつながったりする。
ただ、牡羊座の言動には悪気はなくて、「牡羊座は赤ちゃんなんです~」という記事でそのあたりのことも書きました。
さて、この牡羊座とオポジションの位置にある天秤座はどうなのか?
牡羊座はもう自分だけの世界。
一方の天秤座は他者の世界。
他者の中にいる自分というものをどうしていくのか、という生き様。
ということで、天秤座は思ってることをそのままストレートに口に出すことはまずしません。
天秤座は自分よりも他者を優先するので、今ここで本当のことを言ったら相手が傷つく、って判断をしつつ生きていきます。
牡羊座はそんなことは考えてなくて、とにかく自分の思ったことをそのまま言う。
他者を思うがゆえに、思ってることを言わない天秤座は、なんと、これ、多くの人から好かれることになるのです。
なぜなら、人間という生き物は承認欲求の生き物なので、天秤座はそういう人間の承認欲求というものを満たしてあげようとすべく、他者とコミュニケーションするのです。
だから、私なんかも天秤座太陽の方としゃべってると、すごくいいことばっかり言ってくださるので、非常にこちらもうれしくなって、天秤座の人のことを好きになったりします。
おそらく、火サイン(牡羊座・獅子座・射手座)はほめられたいサインなので、天秤座の存在は癒しの女神みたいに貴重なものとなります。
ただ、天秤座とスクエア関係となる蟹座とか山羊座とかは、「おい、きみ、ほんまにそんなこと思ってるんか?」と、内心、天秤座のことを疑ってかかるでしょう。
多くの人から好かれる天秤座ですが、一部の人からは、天秤座は本当のことをしゃべらないから嫌だ、というような意見も出てきます。
そういう人たちは、牡羊座のなんでも思ったことを言う、っていう態度を評価したりします。
天秤座太陽の有名人に俳優の堺雅人さんがいます。
堺さんは、いつも笑顔で、どんなことを言われても怒ることはなく、批判されてもその人を尊重したりします。
堺さんほど天秤座を象徴する人はいないでしょう。
ただ、そういう堺さんを、「あの人、でも、目は笑ってない」とか、鋭く分析して、堺さんを好きではない、って人もたまにはいます。
でも、多くの人に好かれるからこそ国民的俳優となった堺雅人さん。
言いたいことを言わないから好かれる天秤座ですが、その弊害は、あまりに言いたいことも言わないような毎日を過ごすことによって、ストレスがたまっていったり、いったい自分てなんなんだろう?と自分がわからなくなったりします。
牡羊座はそんな状態にはまずなりません。
牡羊座は好き勝手生きていくので、それで問題が起こったとしても、それは自己責任というか、自分でなんとかします。
が、天秤座は他者を意識して、自分を殺すようなところがあるので、自分というものがなんなのか分からなくなることがあります。
自分は置いておいて、他者の言動を価値基準としていく。
他者がどうこうしていくから、自分はそれにどう合わしていくのか。
そういう価値基準を持ったようなところが天秤座にはあります。
私も天秤座の人って、結局は何を考えてるんだろう?って不思議に思うこともある。
当の天秤座の人も、自分は何をしたいんだろう?って分からなくなるときがある。
牡羊座と天秤座、こうも真反対のサインとなるのがオポジションなんですねえ。
天秤座は思ってることを言わないので、私からすると天秤座の本音は謎ですが、天秤座は必ずあたりさわりいいこと言ってくださるので、太陽獅子座の私からすると女神なのでした~
なんか「裸の王様」みたいですが・・・