「一億総他責社会」(片田珠美著、イースト新書)という本を買いました。
互いに被害者意識を抱き、刺し合う現代社会。
精神科医の著者によると、「自分だけがつらい」と訴える人が多い、とか。
弱者が弱者をたたく今の日本。
自分のせいではなく、他者のせいにばかりする今の日本。
そんな日本を著者は、「一億総他責社会」と呼びます。
まさに、そんな感じ。
ニュースを見れば、どれもこれも、自分のせいではなく他者のせいにする人間の犯罪がいっぱい。
犯罪でなくても、トラブルはどれもこれも他者のせいにする人間が起こす。
最近の私も危惧するネットでの正義感ぶったバッシングなんかも、自己責任で生きてる人間ではなく他者のせいにしてる人間がウサ晴らしでやってるだけ。
政治家も官僚も、自己責任は取らず、他者のせいにする。
経営者もそういう人もいる。
あれ?おかしいなあ。
今は確か冥王星山羊座時代のはず。
山羊座というのは責任感を求めるサインであるはず。
冥王星山羊座時代ということは、責任感というものを徹底的に追求していく時代のはず。
あっ、冥王星は0か100か、っていう意味ありましたね。
ということは、冥王星山羊座時代は、責任感を0か100か、ってどっちかに極端にあぶりだす時代なのかもしれません。
そう考えると、冥王星山羊座時代だからこそ、「一億総他責社会」というような本が出るのもうなずけますね。
0か100かということは、100に出て、責任を徹底的に取る人も出てくる。
先日の堀ちえみさんのガン公表において、ちえみさんはすべての責任を自分に課していたように見受けられました。
病院のせいにせず、仕事のせいにせず、家族のせいにせず、食べ物のせいにせず、すべてを自分の責任として病気をとらえてたように思います。
すごい強い女性だなあ、と感動しました。
自分で責任を取るという姿は美しい。
「一億総他責社会」は醜い。
「一億総自責社会」に日本がなっていければいいですね。
そうなっていくことが、冥王星山羊座時代には求められてるのでしょう。