マンガの神様・手塚治虫さんは、太陽がさそり座です。
過去記事である「手塚治虫さんは、典型的なさそり座の漫画家」もご参照ください。
そんな手塚治虫さんが、昭和の終わりには、今の漫画界の状況を予言していました。
「テレビなんかは時代遅れで、もっと違うメディアが席巻する」
「そうすると出版なんていうのは、つまり活字文化とか、印刷文化とかいうのは自己崩壊してしまう」
「そういうことで、マンガが昨日まで栄えていたのが、明日からマンガが出なくなるという事態になるかも分からない」
「そういう時に初めてマンガは目覚めて、われわれは何をなすべきかと」
すごい~
今から30年前には今の現状を予言していた手塚治虫さん。
そしてマンガが出なくなるかもという危機こそが、マンガの再生のチャンスであると見ていた手塚治虫さん。
いちようまだマンガが出版されない状況まではいってないけど、マンガだけでなく、出版業界そのものが確かにヤバい状況になっていってます。
しかし、太陽さそり座である手塚治虫さんからすると、崩壊こそが蘇りの始まりでもあるのです。
さそり座って、崩壊とか死とか、終わりが再生へのきっかけとなるのです。
死ぬような思いから不死鳥のように蘇る。
それがさそり座。
いったん死のような状態に陥ってしまった方が、さそり座にとってはいい、ってことでしょう。
というか、究極に追い込まれないと浮上しない、ってこと。
手塚治虫さんにとって、マンガ界は死へ近づいていってたのを感じていたのでしょう。
そして、そのマンガの死の先へ希望を見ていたのかもしれません。
が、残念ながら、手塚治虫さんは昭和とともに亡くなってしまいました。
昭和が終わり平成が終わり、いよいよ令和へ。
手塚治虫さんの予言のように、紙のマンガの終焉により、新たなマンガがやってくるのでしょう。
まあ、すでに電子書籍とかなってきてるので、手塚治虫さんはそれも予言していたのでしょう。
令和は、電子書籍よりももっと新たなマンガ革命が起こるのかもしれません。