2・22占星術お茶会でのIさんの伝説の名言
「グランドトラインはダメよ」
今も頭にこびりついています。
グランドトラインは幸運の複合アスペクトのはず。
そういう思い込みがあったためかもしれません。
幸せ。
幸せって、自分が幸せと思ってなければ、人から幸せだとうらやましがられても幸せではない。
この幸せ理論。
これとグランドトラインって似てるような気がします。
たとえば私は、水星蟹座、火星・海王星さそり座、月魚座で水のグランドトラインに近いものを形成していますが、月とか水星が絡んだグランドトラインなので、しかも水サインなので、かなり精神的におっとりと安定しており、ストレスを感じることがほとんどありません。
この状態は私にとっては当たり前。
でも、月が安定してない人や、月が抑圧を受けてる人からすると、上原さんの水のグランドトラインは幸せですね、という風になります。
トラインは無意識に自分に備わるものなので、自分にとっては当たり前なのですねえ。
なので、私も水のグランドトラインで、精神が安定してたり、人の気持ちが分かったりするのは当たり前の世界なので、別にそれが幸せとも思いません。
でも、水弱い人や月弱い人からすると、幸せですねえ、となります。
先日のお茶会のIさんの場合は、地のグランドトラインで、しかも地のサインに6天体もあるので、強力な地のパワーをお持ちで、しっかり地に足着いた感じで、しかも高貴な装い。
地の弱い人からすると、Iさんは幸せでいいなあ、となります。
でも、Iさんにとって地の世界は当たり前で、しかも地に6天体もあるということは、残りの火・風・水のどれかが不足してると、その不足してる元素への渇望感のようなものが出てきて、幸せ感を感じられなくなったりするのかもしれません。
それが、「グランドトラインはダメよ」という発言にもつながったのでは?と推測しています。
グランドトラインは本人にとっては当たり前の世界。
勝手にできてしまう世界。
他人がうらやんでも関係ない。
できてしまう世界がグランドトライン。
なので、Iさんがおっしゃるように、グランドトラインにあぐらをかいて寝てると、怠惰な人間となってしまい、人間としての成長がないままに一生を過ごしてしまう可能性もあるのです。
そのあたりがグランドトラインはダメ、というところにつながりそうです。
グランドトラインそのものがダメなのではなく、グランドトラインの恩恵だけを受けて人生を過ごす危険性というものをグランドトラインが秘めていることを認識する必要があるのだと思います。
グランドトラインを持っておられる方は、そのグランドトラインに安住してしまうのではなく、人間的な成長につながるなんらかの活動をされるように意識づけしましょう。
幸せとグランドトライン。
似てる関係なのでした。