占星術で見る場合、たいてい自分の太陽がどこにあるか、というのが基本であり、雑誌やテレビの占いでも、この太陽を見る場合が多い。
確かに、太陽は非常に重要。
しかし、人間は太陽だけで構成されてるワケではない。
太陽は人生そのもの、その人の人生目的、向かっていく未来のようなものを表します。
私の場合は、太陽獅子座なので、「華やかに自分が中心となって輝く人生を目指していく」という人生目的。
これはあくまでも目指していく自分であって、持って生まれた性格は月を見ます。
私の場合、月は魚座なので、人の気持ちに同化し、時には自分がなくなってしまうことがあります。
これ、太陽獅子座と月魚座では全然違う。
この時点で、すでに別の顔がある。
愛情を表すのが金星。
私の場合、金星は乙女座なので、「愛は修行」とか「愛は試練」とか、ちょっと愛情には厳しめの感覚があったり。
仕事能力を表すのが水星。
私の場合、水星は蟹座なので、これは月と同じく人の気持ちに共感する、という特性をうまく仕事に生かしていく感じ。
人生の最終目的地を示すのが土星。
私の場合、土星は牡羊座なので、人生の最後の方で、元気な老人になっていく。
などなど、このように、人間にはいろいろな顔がある。
これら天体のいろいろな顔にプラスして、天体と天体が結ぶアスペクトがどんなのか、というのも非常に重要。
私の場合は、獅子座の太陽とさそり座の火星がスクエアなので、非常に攻撃的な人格となり、人生においてトラブルが起こりがち、とか。
が、魚座の月はソフトアスペクトだらけなので、プライベートにおいては人との関係は非常にスムーズにいく、とか。
アスペクトも非常に重要ですね。
雑誌やテレビの占いではどうしても太陽だけなので、自分には全然当たってない、と思う人もいるはず。
すべての天体がどこに入ってるのか、そして天体がどんなアスペクトをとってるのか、そういうことを見ていかないといけないのですね。
そうすると、人間にはいろいろな顔がある、ということが分かってくるでしょう。
12サインだけの12種類の人間しかいない、というワケではないのです。
自分にはどんないろんな顔があるのか?
それを知ってるか知ってないかで、人生は全然違ったものになってくることでしょう。
↧
人間にはいろいろな顔がある
↧