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Channel: 【大阪】占星術未来創造カウンセリング
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土星スクエアに抑圧される愛情

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「一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ」(遠野なぎこ著、新潮文庫)を今、読んでます。

壮絶な遠野なぎこさんの人生。

遠野なぎこさんについては過去記事でも書いてますので、そちらも参照ください。

遠野さんは母親が高校3年生の時に生まれた娘。

まだまだ遊びたい盛りだった母親が、遠野さんを疎んじるのはよくあるパターンともいえる。

この本は、とにかく母親から愛されなかったことをつらつらと書かれてます。

そして何人ものお父さん。

父親からも愛されてなかった遠野さん。

摂食障害にも悩まされ、地獄のような人生を送ってきた遠野さん。

そういう過去をテレビで告白して、けっこう有名になりましたよね。

ご自分自身も男性との関係がムチャクチャ。

母からも父からも愛されてない。

あまりにヒドイ状況なので、月冥王星スクエアかと思いきや、違います。

遠野さんは射手座の月・金星が乙女座の土星とスクエアなんです。

これが原因か。

土星というのは両親を表す。

この本は母のことがつらつらと書かれてるけど、実は父からの愛情も遠野さんは求めていたはず。

母は自分につらく当たり、父は自分に無関心。

つらくしてきた母は恨める。

でも、無関心だった父のことは・・・

本当は両親からの愛を求めていた。

月も金星も、気持ちや愛情を表す女性的な天体。

その月と金星が土星とスクエアになると、どうしても安心や愛情に抑圧がかかってくる。

冥王星とのスクエアだと断絶みたいになるので、抑圧よりもさらに強烈。

遠野さんは土星の抑圧に悩んできた人生。

でもスクエアは乗り越えていくとさらなる大きな自分へと成長できる素晴らしいアスペクトでもある。

遠野さんはこの土星スクエアを、こういう本を書いたり、テレビで告白していくことで乗り越えていこうとされてる。

そして、遠野さんの言動に、同じことで悩む多くの女性から共感の声も多く上がってきてる。

遠野さんの今までの苦労も無駄ではなかった。

土星スクエアの抑圧された愛情も無駄ではなかった。

土星は年を取れば取るほど味方になってくる。

遠野さんは土星で抑圧された愛情というものについての語り部。

それが遠野さんの使命だったのかもしれない。

人にはそれぞれの役割がある。

親からの愛情に抑圧を感じてる人は、この本、一度読んでみてください。



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