スクエア。
90度です。
スクエアを恐がる人が多い。
スクエアはキツイ。
みんな嫌がります。
はたしてそうなのか?
スクエアは2点間の天体のどちらかを停止させて、どちらかが活性化する、というシーソー関係。
で、重い天体の方の影響に引っ張られる傾向があります。
重い天体は順に、冥王星、海王星、天王星、土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月、となっており、冥王星が一番影響力が強いのです。
冥王星スクエアを持ってると、そのパワーたるや絶大。
葛藤もかなりキツイ。
でも、スクエアの葛藤は、むしろあった方がいい、とも言われます。
というのは、その葛藤を通して、より深い理解力が発達するからです。
人間というのは怠惰なもの。
なので、スクエアという葛藤があるくらいの方が、なんとかしようとする姿勢になる可能性が高いので、自分自身の成長ということに関してはスクエアはあった方がいいのです。
スクエアが全くない人というのは、人生における緊張が起こってきませんが、それと引き換えに平凡な人生で終わる可能性もあるのです。
成功者ほどキツイスクエアがあるというのはそういうことなのかもしれません。
私の場合、3ハウス獅子座の太陽と5ハウスさそり座の火星がスクエアです。
火星の方が太陽より重いので、火星による太陽の押さえ込みみたいなのが起こります。
3ハウス獅子座太陽が知性を創造的に華やかに使おうとしますが、5ハウスさそり座火星がその創造性に人を支配下に置こうと横暴に働くところが出てきます。
私はこの太陽火星スクエアにより、特に男性と衝突を繰り返してきました。
相手を支配下に置こうとして関係性がおかしくなっていったりしたものです。
ここでこの火星の横暴性のままにしておくと人生が崩壊してしまいます。
スクエアを乗り越えるコツは、動きをストップしてしまうのではなく、うまく両立して努力することなのです。
私のこの場合、火星の行き過ぎで太陽が止まってしまった時に、意識的にもう一度、太陽獅子座を復活させて太陽を輝かせるようにもっていく必要があるのです。
相手を支配しようとするさそり座世界から脱して、もう一度、創造的獅子座世界へ、3ハウス的知性の世界へと回帰する。
すると、太陽が再び輝きだします。
で、またどこかで火星さそり座が出てきて、人とベターっと密着しようとして、またまた支配的になったりします。
で、そうなると、また意識的に太陽へ戻る。
というように、太陽→火星→太陽→火星→太陽→火星→太陽・・・繰り返し・・・と、うまく行ったり来たりして両方の天体を両立していくのです。
スクエアは両方の天体を同時に輝かすことはできないので、行ったり来たりを繰り返すことが重要です。
どちらか一方で止まってしまうとダメなんです。
スクエアをうまく活用できてない人、スクエアにつぶされる人、というのはたいてい、この行ったり来たりができてない人。
たいがいは重い天体に押しつぶされて止まってしまってる人です。
特に冥王星や海王星のスクエアで押しつぶされてる人は多いです。
もし、冥王星や海王星のスクエアある人で苦しんでる人がいれば、冥王星や海王星ではない方のスクエアの天体に回帰して、そちらの天体を意識的に輝かせてください。
冥王星や海王星のスクエアで、冥王星や海王星に留まってしまうと、自分自身が押しつぶされてしまいます。
行ったり来たりする、という努力がスクエアには必要なのです。
でも、この行ったり来たりを繰り返していく内に、どんどん大きい自分になっていきます。
そしてスクエアを乗り越える度に、大きくなっていく自分がどんどんなにものをも恐れなくなっていきます。
そうして成功へと向かっていくのです。
スクエアは、このように、努力して乗り越えていかないと身につきません。
スクエアを嘆くよりも、スクエアを乗り越えましょう。
すると、スクエアは最高の恵みを人生に与えてくれます。
「90度は神と通じることである」
こういう言葉もあるくらいなのです。