トラインというアスペクトがあります。
120度です。
トラインは幸運と発展のアスペクトとも言われます。
基本的にトラインは四元素(火・地・風・水)の同じ元素同士の間で形成されます。
火と火、地と地、風と風、水と水、という感じ。
私の場合、月魚座と水星蟹座のトライン、月魚座と火星さそり座のトラインという水のトラインと、木星獅子座と土星牡羊座のトラインという火のトラインとがあります。
私の水のトラインは、自分自身でも恵まれてるなあ、って思います。
この水のトラインがあるから、人の気持ちに共感できたり、同化できたりするという幸運があります。
と、トラインはいい、ってことは有名ですね。
ただ、トラインにも注意点はある。
いいも悪いも両方、っていう観点が占星術では重要ですね。
では、トラインのヤバい点は何かというと、タイトルにありますように、「トラインは安きに流れる」ということです。
トラインは、四元素の同じ性質同士が結ばれるアスペクト。
私の水のトラインのように、水と水という同じ性質のアスペクト。
これは努力しなくても勝手に水のパワーを得れるというトラインのメリット。
ところがなんとなくうまくいってしまうトラインは、勝手にうまくいくので、自分がそんな努力しなかったりする。
あるいは、自分にとっては当たり前なので、それが人によっては不得意なこともある、ってことが分からなかったりする。
私の場合ですと、水のトラインが多いので、人の気持ちを分かろうとしない人がいることが信じられなかったり。
いや、逆にいうと、人の気持ちが分からないような人の気持ちを分かろうとしないような・・・
トラインで自分では当たり前にできることなので、そこに安住してしまうような・・・
という感じで、トラインは当たり前にできるがゆえに、そこを深めていかないような面があります。
安きに流れる。
昔お茶会に参加した方でグランドトラインをお持ちのTさんという方がいました。
そのTさんの名言が、「グランドトラインはダメよ」というものでした。
グランドトラインって、幸運のトリプルみたいな感じなんですが、トリプルに安きに流れる、ってことでもあるんでしょう。
そういうことをTさんは言いたかったのでしょう。
トラインは安きに流れる。
そういう面もある、ってことを知っておかれるのもいいことだと思います。